以前の記事で、木製バットの規則と素材について解説させていただきました。
規則と素材についてはわかったけど、どんなメーカーがあるのかわからない、おすすめのバットが知りたいという方向けに、今回は日本国内のバットメーカーとおすすめのバットを紹介していこうと思います。
MLBで人気のバットメーカーについては以下の記事で紹介していますので、併せてご覧ください！
ミズノ
ミズノとは？
1906年に大阪で創業された言わずとしれた国内トップシェアメーカーです。久保田五十一さん、名和民夫さんはイチロー選手のバットを削っていたことで有名ですが、バットクラフトマン個人の名前がここまで知れ渡っているメーカーはミズノだけではないでしょうか。
ミズノは、多くのアンバサダー契約を結ぶプロ野球選手を抱えていることもあり、市販の木製バットも多彩にモデル展開されています。
また、市販バットは以下の様なグレード分けされて展開されています。（ハイグレード順に記載）
・ミズノプロ
・グローバルエリート
・ハイクラススタイル
・プロフェッショナル
ミズノを使用するプロ野球選手とおすすめモデル
ミズノ社のバットを使用する選手の代表は、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手です。
村上選手は名和民夫さんが製作したバットを手に2022年シーズンでは、史上最年少で三冠王を獲得しました。
村上選手のモデルは、パワーヒッター向けでありながら操作性にも優れており人気のバットとなっています。
また、パワーヒッター向けでは読売ジャイアンツの中田翔選手モデル、ミドルヒッター向けでは元読売ジャイアンツ・北海道日本ハムファイターズの二岡智宏選手モデルも人気が高いです。
また、メイプル製ではなくホワイトアッシュ製のバットも市販されており、好みに応じてそちらを選ぶことも可能です。
ZETT
ZETTとは？
1920年に大阪で創業され、古くからキャッチャーへのシェアが高いメーカーです。かつては、古田敦也選手・里崎智也選手・矢野燿大選手などの名捕手が使用していました。
市販されているバットは以下の２グレードで展開されています。（ハイグレード順に記載）
・プロステイタス
・スペシャルセレクトモデル
ZETTを使用するプロ野球選手とおすすめモデル
ZETT社のバットを使用する代表的な選手は、2021年シーズンまで4年連続でベストナインを獲得していた、西武ライオンズの源田壮亮選手です。
源田選手モデルのバットはタイカップになっており、操作性に優れたアベレージヒッターに向いたバットになっています。
細身のヘッドでバットコントロールに優れた森友哉選手モデルや小さめのグリップでパワーヒッター向けの佐野恵太選手モデルも人気が高いです。
ZETT社のバットは同様のモデルでメイプル材・ホワイトアッシュ材を選べるモデルがある点にも特徴があります。
また、国産アオダモ材を使用したバットも販売されているため、しなりを感じられる柔らかな打感が好みの方にはこちらもおすすめです！
アシックス
アシックスとは？
1949年に神戸市にて創業され、スポーツシューズに強みをもつブランドということもあり、特にスパイクは野球選手からも高い人気を誇ります。かつては、元シアトルマリナーズのイチロー選手もグラブやバット等はミズノ社製品を使っているもののスパイクだけはアシックス社製品を使用していたシーズンもありました。
アシックスを使用するプロ野球選手とおすすめモデル
アシックス社のバットを使用する代表的なプロ野球選手は、なんといってもロサンゼルスエンゼルスに所属する大谷翔平選手です。
大谷翔平選手モデルのバットは、打面部分が広いパワーヒッター向けのモデルになっています。
アベレージヒッター向けの広島東洋カープ所属の田中広輔選手モデルやパワーヒッター向けながら操作性も高いシカゴカブス所属の鈴木誠也選手モデルも人気があります。
また、アシックス社からは国産アオダモ材を使用したバットや大谷翔平選手も使用するバーチ材を利用した軽量なバットも販売されています。
エスエスケイ
エスエスケイとは？
1946年に京都市で創業され、野球用具を主力製品としています。なお、社名の「SSK」は創業者・佐々木恭三さんの苗字をローマ字に直した「SaSaKi」に由来しています。
2005年からはプロ野球セントラルリーグ審判部に対して、審判服・審判用具の提供も行なっています。
また、MLB選手への用具提供も積極的に行なっており、2022年シーズンのMLBでのバットのシェアは第８位にランクインしています。
（出典：https://www.batdigest.com/mlb-bats/）
ちなみに、サッカー用品のhummelはエスエスケイ社のブランドになります。
エスエスケイを使用するプロ野球選手とおすすめモデル
SSK社のバットを使用する代表的な選手は、読売ジャイアンツ所属の坂本勇人選手です。
坂本選手のバットは細めのグリップで操作性の高いバランスになっており、人気の高いモデルになっています。
また、トップバランスでパワーヒッター向けの読売ジャイアンツ所属の岡本和真選手モデルや細めのグリップでアベレージヒッター向けの広島東洋カープ所属の秋山翔吾選手モデルも人気です。
ヤナセバット
ヤナセバットとは？
2005年創業の木製バット専業メーカーになります。木材の仕入れから乾燥、削り、塗装までを全て主力工場で行うことによって生み出される高品質のバットには定評があり、東京六大学リーグや東都リーグ、社会人野球の選手などアマチュア野球選手を中心に人気の高いバットメーカーになります。
ヤナセのバットはメープル材を利用したYCM・YUMシリーズ、ホワイトアッシュ材を使用したYUAシリーズの３シリーズが展開されています。
ヤナセバットを使用するプロ野球選手とおすすめモデル
ヤナセを使用する代表的なプロ野球選手は、阪神タイガースに所属し、2022年にはベストナイン等のタイトルを獲得した近本光司選手です。
近本選手のモデルは、トップバランスでグリップが細く打面部が太い特徴のあるバットになっています。
オリックスバファローズ所属の福田周平選手モデルは、ミドルバランスでバットの中央部分を太くすることでより体に近いポイントで打つことを可能にしたモデルになっています。
また、ヤナセ社で人気No.1のバットは、セミトップバランスで全体的に細めで振り抜きやすいYCM-001というモデルになっています。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、日本国内のおすすめバットメーカーとして、以下の５社とおすすめのバットを紹介させていただきました。
- ミズノ
- ZETT
- アシックス
- エスエスケイ
- ヤナセバット
この記事を参考にして、理想のバット選びをしてください！
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