球数が少なく、試合時間が短い先発ピッチャーとしては、2022年シーズンに100球未満での完封勝利であるマダックスを達成した北海道日本ハムファイターズ所属の加藤貴之投手がお馴染みですが、2023年シーズンはどうだったのでしょうか?
今回は、10試合以上に先発した投手の平均試合時間ランキングベスト5を見ていきたいと思います。
※所属チームは2023年当時のものとなります。
第4位:平均2時間56分 赤星 優志/山﨑 伊織(読売ジャイアンツ)
同率第4位には共に読売ジャイアンツから赤星 優志投手・山﨑 伊織投手の2名がランクインしました。
赤星 優志投手は12先発69イニングで13与四球(与四球率:1.70)、山﨑 伊織投手は23先発149イニングで25与四球(与四球率:1.39)を記録しています。
2023年シーズンの9回成立した試合での最短試合は2時間6分で2試合あったのですが、どちらも山﨑 伊織投手が先発した試合で記録されています。
※9月12日の阪神タイガース戦で、8回116球3安打無四球完投負け、
10月4日の横浜DeNAベイスターズ戦で、9回111球2安打無四球完封勝利
スコアはどちらも0-1でホームチームが勝利
第3位:平均2時間55分 平良 海馬(埼玉西武ライオンズ)
第3位には、2023年シーズンから先発転向した2022年シーズン最優秀中継ぎ投手の平良 海馬投手がランクインしました。
平良 海馬投手は23先発150イニングで55与四球(与四球率:3.3)を記録しています。
平良 海馬投手は与四球率:3.3と平均的な数値ながら、持ち味のテンポの良いピッチングで短時間で試合を進めていました。
第2位:平均2時間53分 C.C.メルセデス(千葉ロッテマリーンズ)
第2位には、NPB6年目2023年シーズンから千葉ロッテマリーンズに移籍したC.C.メルセデス投手がランクインしました。
メルセデス投手は20先発116 1/3イニングで36与四球(与四球率:2.79)を記録しています。
メルセデス投手は来日6年間全てのシーズンで与四球率2点台以下を記録しており、2018年シーズに至っては与四球率:1.57という素晴らしい成績を残したコントロールの良い投手です。
第1位:平均2時間52分 加藤 貴之(北海道日本ハムファイターズ)
第1位は加藤 貴之投手が貫禄のランクイン。
2023年シーズンは24先発163 1/3イニングで16与四球(与四球率:0.88)を記録しています。
加藤 貴之投手は2年連続での100球未満の完封勝利であるマダックスこそ達成を逃したものの、5月13日の千葉ロッテマリーンズ戦で9回102球無四球完封勝利を達成しています。
また、2022年シーズンの与四球率:0.67には及ばなかったものの2年連続で規定投球回数をクリアした上で与四球率0点台という圧巻の成績を残しました。
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